2015年7月19日日曜日

重度四肢外傷セミナー②手の再建

手の再建についてのまとめ

・acceptable hand
つまめる手にする(機能的母指、ある程度の長さ、知覚、運動が可能な3本の手)

・治療方針
外観、場、リハビリ

・皮弁について
上肢は基本皮弁を使用する
筋弁は広範囲損傷、筋層がない時に限った方が良い
筋弁は除脂術を複数回使用

・解剖学的位置での違い
1,前腕遠位部 パラテノンが残っているかどうか
○ 植皮
× 腱の滑走障害を念頭に置く、皮弁を使用

2,上腕部損傷
○ 植皮
× 有茎皮弁

3,手関節、手部
 有茎浅腹壁動脈皮弁
 逆行性橈側前腕皮弁
 後骨間動脈皮弁(Allen test必須)

4,指尖部
 石川分類 基本、局所皮弁
 1・2,V-Y前進皮弁
 3・4,逆行性指動脈島状皮弁

・Mangled Hand Chen gradeで評価


追記メモ

小児60~100%皮弁も伸びるので、使用できないことはない

ジェルRENASYS
ヒンジ付の創外固定+NPWT

感染と繊維化の回避

指間はピンで広げておいて、腹壁皮弁(biological globing)

血管の周りを綿で包むことでスパズムを予防する
橈骨神経の回復は早い

末梢血行、局所血行を確保する

PIP固定 Ⅱ指(40度)〜Ⅴ指(55度)


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